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ディークシャーとは何か?
バガヴァンとの質疑応答

□質問

ディークシャーとは何ですか?
ディークシャーの間に、何が起こっているのでしょうか?
なぜ、たくさんの人々が体験している中、
少数の人々は何も感じないのでしょうか?

■バガヴァン

ディークシャーとは、ヒンドゥー教で「シャクティパット」と呼ばれる古代のシステムです。
それは、人類の歴史を通して、ほとんどすべての国において、
さまざまな形で行われていました。なぜなら人間は、一つの身体から他の身体へ、
一つのマインドから他のマインドヘと、エネルギーを転写することができるものだからです。
それは、時代を通して、すべての大陸、あらゆる文明において行われていました。
ヒンドゥー教においては、少なくとも数世紀の間、
ディークシャーというシステムがかなり保たれていました。
実際のところ、グル(訳注:精神的なマスター)とは、
他の人に自分の意識状態を転写する人のことを指します。
グルとは、何かを語り続け、教えを与える人のことではありません。
グルは人を準備させるために教えを伝えるかもしれませんが、
しかし実際には、グルは、意識状態を転写することを求められているのです。
場合によっては、教えを使うことによって
彼らに明晰な理解を与えることはあるかもしれませんが……。

ところが、時代とともに、人々はディークシャーを与える能力を失って
教えをその中心に置き換えてしまいました。
そして、人々は話すことばかり、分析ばかりを続けました。
結局、分析は麻痺状態を生むだけです。
「Analysis is ultimately paralysis.」
これが今日の世界で起きていることです。
ですから今、私たちは、ディークシャーを再び与える能力を開花させているのです。
それは、シンプルなディークシャーではなく、パワフルなディークシャーです。
つまり、ディクシャを与えられる能力を人々に与えているのです。
そのための手助けをしています。
簡単に言えば、ディークシャーとはエネルギー転写です。
このエネルギーはそれ自身が知性を持っています。
それは身体のいろいろな箇所、すなわちチャクラヘと流れていきます。
さらにそこから脳へと作用します。
そして、脳のある部分は活性化され、脳のある部分は非活性化されます。
今、このセッションの中では、全部を説明することはできません。
そのためには、皆さんの側でたくさんの医学的な知識が必要になります。
もちろん私たちは説明することはできますが、皆さんが理解するためには、
医学的な知識が不足しているでしょう。
そして、脳の中でいろいろな変化が起こります。
それらの変化によって、皆さんの心を開花させたり、神実現したり、あるいは、悟りを得たりします。
皆さんが、どのような状態を得るかは、皆さんの持つ条件付けによるでしょう。

キリスト教徒なのか仏教徒なのか、イスラム教徒なのかヒンドゥー教徒なのかということが、
それを決める要因になります。
現在、ディクシャをしても、あまり進歩しない人たちもいます。
私の思うかぎりでは、基本的にはマインドよりも身体のほうに、
もっと働きかける必要があるでしょう。
ですから、そういった人たちは、ある種のボディワーク
(訳注:身体に対する働きかけ)をしなければなりません。
それによって私たちは、その意識状態を皆さんに与えられるようになります。
私たちが思うに、この状態を得られない人は一人もいません。
ただ、私たちの側では、そういった人たちにもっと働きかける必要があるでしょう。
そのためには、もっと多くの時間を費やし、多くのディークシャを行わなければならないでしょうし、
食生活を改善するように指導を行うかもしれません。

Oneness On the Earth Vol.2(カルキセンタージャパン発行、出帆新社刊)より抜粋

ディークシャー
(ワンネスブレッシング゙


ディークシャーとはインド古来の悟りの伝授のための手法です。
仏陀も弟子たちに同じ手法を用いていたそうです。
私たちが行うディークシャーのエネルギーは
インドにおいて長い年月をかけ発展させてきたものです。
すべての人々を苦しみから解放し
悟りへと導くようプログラミングされています。
悟りとは、様々なレベル、状態がありますが、覚醒、或は宇宙意識、
インドではジーヴァン・ムクティと呼ばれています。

宇宙意識とは、見るもの、見られるもの、見るプロセスの
完全な合一した意識である純粋意識、永遠不滅不変であり、
絶対の意識である至福意識に24時間注意がある状態です。
その状態にあっては、夜の熟睡でさえ、サマーディ(三昧)の体験です。
覚醒した至福意識の状態で熟睡しています。
夜の睡眠時にも覚醒しているためには、膨大なエネルギーが必要です。

ディークシャーでは、脳を純粋意識を体験できる状態に変化させ、
そしてその純粋意識を維持させるために
我々の想像を遥かに超えた多大なエネルギーが
脳をはじめ体に注ぎ込まれます。

悟りとは、脳のある物理的な状態です。
その状態があって初めて悟りの体験が得られます。
そのために、頭頂から脳のある特定の部分にパワーを送ります。
すると、その特定の部分が活性化したり、不活発になることによって、
私たちが求めるどんなスピリチャルな状態にも到達することが出来ます

人間の持つ神経系統は、本来、五感を通して入ってくる全ての
刺激から幸福感を味わえるようにデザインされています。
ですから悟りとは、人間にとって、自然な状態に戻すだけです。

全ての苦しみの原因は、自分という感覚です。
自分と他を分けている感覚、分離感です。

ディークシャーを復活させたシュリ・バガヴァンによると、
この世界から切り離されているという、
分離感を作り出す大元は「私」と言う感覚だといいます。

「私」と言う感覚は、私たちが世界を捉えるために
働かせる感覚器官がある特定のスピードで
協調しあっているために起こる錯覚とのこと。

例えば、私たちは例えば誰かを見ている時に
相手の話を同時に聞いていると思っていますが、
実際には相手を見ている時には、相手の話を聞いてなく、
話を聞いている時には相手を見てないそうです。

聞くことと見ることのチェンジがあまりに速く生じているので、
同時に見ながら聞いているように錯覚していると言います。

例えば映画のフィルムは1秒間に16コマ以下だと
連続した動きとして捉えられなくなります。
スライドのような感じになります。

同様に、感覚器官もある特定のスピードで協調しあうことによって、
同時進行しているように感じますが
「自分」「私」という感覚を作り出す錯覚だといいます。

この協調しあう感覚器官のスピードを
スローダウンさせることによって、自分という感覚は消えます。

そこに残るのは、生命、或は純粋意識と呼ばれるものです。
この宇宙を作り出したものです。究極的にあるものは意識です。
それがあなたの自分自身に対する見え方です。
しかし意識を見ることは出来ません。
なぜならあなた自身が意識だからです。
その本質はアーナンダ(至福、歓喜)と愛です。
しかも理由のない無償の愛です。」

ここで言及している意識状態は
、この宇宙の創造の源であり、究極の実在、
宇宙真理であり、絶対存在、そして相対世界をも含めた
大宇宙と一体になった意識状態、ブラフマン意識と呼ばれるものです。

「私」という感覚がなくなることによって、
宇宙に存在するすべてのものとの分離感がなくなり、
あらゆるものが真の自己として体験されます。
宇宙即我という状態です。

現在、ゴールデンエイジ・ムーブメントのおいては、
悟りを目的としたものだけをディクシャ(ムクティ・ディクシャ)と呼びます。
願望実現のためのものは、ワラ・ヒーリング、
健康を目的としたものは、ただヒーリングと呼んでいます。

手法としては、参加者の頭に手を当てるスパルシャディクシャ、
目を通して行うナヤーナディクシャ、意識を通して行うスマラナディクシャ等があります。

筆者(渡辺秀幸)は1977年6月からTM瞑想を毎日2回欠かさずに37年間
(2014年時点)実践してきております。
ディクシャ・エネルギーを伝える能力は2005年4月に授かってきました。
これまでの多くの方にディークシャーをしてきましたが、
1回のディクシャで多くの方がサマーディーと呼ばれる
見るものと見られるもの、そして見るプロセスが合一した超越的瞑想状態を体験します。

非常に深い至福体験です。しかもその後もその体験が長時間続くのです。
これは、通常の瞑想では得られない体験です。
瞑想を何年、何十年とやって、やっと得られる体験を
僅か1回のディクシャで体験させられてしまうのですから、
これほど素晴らしいものはありません。
個人差はありますが、是非ディクシャを体験して頂ければと思います。

体験ディクシャ、養成コースも随時開いています。

遠隔で行なうスマラナディクシャはより精妙なレベルに働きかけ、強力です。
毎週多くの方に行なっています。

よりワンネスの理解のために翻訳多数 お奨めサイト 
ピース&サイレンス

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