※ホリエモンのその後は、下の方にあります。 ホリエモンのその後
久々１年ぶりのマイケルを書こうと思っていたのですが、
今回は日本中を騒がせ話題を独占した
ホリエモンこと堀江貴文氏の
チャートを取り上げてみたいと思います。
フジテレビ買収が噂されていますが、実際この方今後どうなっていくのか？
★Ｓｕ太陽 Ｍｏ月 Ｍａ火星 Ｍｅ水星 Ｊｕ木星 Ｖｅ金星 Ｓａ土星 Ｋｅケートゥ Ｒａラーフ >
★ＡＳと記されているところが、上昇星座で第１室、以下、時計回りで２〜１２室となります。
★星座の位置は下図のように固定されており、ＡＳと書かれた部屋が蟹座で、以下、時計回りに
獅子座、乙女座と順番に１２星座の定位置が割り当てられています。蟹座の上は双子座です。
上昇星座はさそり座
ホリエモン、出生時間分らないのですが
テレビでの印象やその言動から
上昇星座さそり座だと思います。
最近出た週刊現代にプロフィールが載っていましたが、
出生時間は午前９時台の中頃ではないでしょうか。
もっと詳しく物事の起こった時期が書いてあれば
時間が正確に特定できますが、
とりあえず、ナヴァムシャ等の分割図を使わず
出生チャートだけで分析してみましょう。
さそり座には２つのタイプがある
上昇星座さそり座の蠍はご存知のように
毒のある爬虫類ですが、この星座のテーマは
オカルト(神秘的なもの）、秘術、
そしてスピリチャリティーへの誕生をもたらす
物質主義の破壊です。
この星座の人々には
２つのタイプがあるといわれています。
感覚を制御したより高いタイプの人々と
嫉妬深く無作法で強い意志を持つが対立的で
感覚的な喜びの探求者たちという、
より低いタイプの人々です。
一般的にさそり座は、鋭い、心を見抜く、鋭い判断、
自信がある、大胆、また容易に騙されない、
エネルギッシュで勇敢、
最高の探偵であり神秘的なことを探求することを好む、
豊かな想像力、
強烈な感情を持ち、直観力に恵まれる、
好き嫌いが激しい、
最も低いレヴェルの喜びから最も高いレヴェルまで人生を楽しむ、
倹約的でやりくり上手だが収入より出費が多い傾向、
説得力があり断固としている、
建設的能力と破壊的な能力両方を持つ、
短気でイライラしやすい、高度に官能的、
時々口喧しい、批判的、
悪評を得やすい、
誰かのコントロール下になることを望まない、
他人のボスになりたがる、投機で利益を得やすい、
社会的地位、物質的なものに恵まれやすい、
独力でたたき上げる性質、
固定星座なので固定した意見の持ち主、
といったところでしょうか。
高いタイプのさそり座は合理的な考えの持ち主で、
ゴシップを嫌い、自由で率直、正直で誠実、信義に厚く信頼できる、
このような人々を私は毒の無いさそり座と呼んでいます。（笑）
一方低いタイプは前述のように無作法、不誠実、執念深い、冷酷、利己的
他人を押しつぶし、コントロール下に置こうとする、といわれています。
さそり座は共同体の破壊者？
西洋占星術研究家マックス・ヘインデレは、さそり座に関して
次のような興味深い文章を書いています。
「さそり座の人々は彼等自身が働くことを拒否するだけでなく、
その人は他人を混乱と非合法な事、破壊へとそそのかしダメにする。
もしさそり座の悪い面が優位を占めるならば、これらの人々は
社会的な火事の火種であり、共同体にとっては非常に危険である。」と。
上記の文章、フジテレビやニッポン放送の人たちから見ると、
まさに堀江氏のことやー、という感じでしょうか。
何十年と働いて現在のニッポン放送を作りあげた亀渕社長や
社員からすると、自分達の会社のために何にもしないで
いきなり出てきて、会社を金だして買うんだからワイのものやー、
（いつの間にか大阪弁になっています、笑）
というように感じているのでしょうか。
会社は株主のものだ、という立場で
堀江氏を支持する、マスコミの論調もあります。
私は共産主義者ではありませんが、
会社の株（資本）を持っているから
会社は株主（資本家）のものだとも思いません。
確かに株という形で株主が会社の
資産を持っているわけですし、
法律的にも株主のものなのでしょう。
ですが会社はそこで働いている社長はじめ
社員（労働者）のものでもある、
という認識がありますがどうでしょうか。
バガヴァン流に言えば、誰のものでもない？
（ホリエモンの出生チャート）
第１室水星の意味
さて堀江氏のチャートですが、第１室さそり座に
水星が入っています。８室と１１室の支配星です。
水星は第１室で方角の強さを得るので、大変強くなります。
吉方は東です。マハダーシャが水星の時期に東京大学に
合格しました。１年間集中的に勉強した結果だそうですが、
本によると結構運も味方したみたいです。
東京は彼の住まいから見て東です。
水星のダーシャの時期東から利益、幸運を得る、
といわれていますが、まさに法則通りです。
水星は知性を表す星ですから、第１室に水星がある人は
頭が大変鋭い、かなり強い記憶力、
また陽気でユーモアがありひょうきん、
学識があり（勉強ずき）、心が優しい、
文学や演説（話すこと）、著述を好む、
とても印象的で考え方や行動は早い、
多くの変化、旅行を表します。
またこの水星は１１室の支配星なので
お金の蓄積、ライバルに打ち勝ち成功する大望、
よき友人達と支援者に出会うことも表しています。
８室の支配星は死者からの利益とか先祖の財産、
遺産運を表していますが、
これは他人が築き上げたものなど、遺産運的なもの
を表していると考えるべきです。
ただこの水星、さそり座に入っていて、しかも反対側の７室から
３，４室支配星の逆行する土星のアスペクトを受けているので
水星のネガティヴな意味が出ていると思われます。
その意味は、真実を話さない、
節操が無い、ギャンブル好き、
教育の中断、不実、唯物的など。
実際この方週刊現代によると、大学にはほとんど行かず、
アルバイトとギャンブルに没頭、
１９９７年何月か分りませんが東大を退学しています。
水星のマハダーシャ、土星のアンタルダーシャの時期です。
その前の年９６年４月に友人４人とホームページ製作の会社を
作っています。
水星マハダーシャ、木星アンタルダーシャ、
出生時間が９時半ごろであれば
プラティアンタルダーシャはラーフです。
第２室の木星、ラーフのコンビネーションが成功に導く？
（ホリエモンの出生チャート）
この方の木星とラーフは第２室にあります。
この配置は、とても強力で、またとても吉兆です。
木星は第５室と２室の支配星でオウンハウス、
ラーフはこの木星のパワーをとてつもなくアップさせています。
堀江氏もそういう意味で
とてもよい時期に会社を立ち上げました。
というか星がそのように後押ししたというか。
ところで、クリントン元大統領も２室に木星を持っています。
クリントン米元大統領も第２室に木星、木星期に大統領に
下の出生チャートは、クリントン氏のものです。
木星のマハダーシャのときに大統領になり、
２００３年の５月まで木星のマハダーシャでした。
この木星期の終わりの方で自伝を出版して
何十億と手にしたとのことです。
（日本ではこの本あまり売れなかったと思いますが）
第２室に木星が在るとハンサムになるといわれていますが、
妻に言わせると高校生時代は堀江氏は美形だったとのこと。
ラーフは土星的なので、徐々に今のようになった？（笑）
スリムになるといい男になると思います。
また私はラーフをヤクザ星と呼んでいます。（笑）
ラーフが２室にあると真実を語らないといわれていますが、
そういう意味で真実を語らない星がホリエモン二つもあるわけで
日本のような信用第一のビジネスの世界で
今後更に成功してゆくためには正直誠実をモットーにやってって
頂きたいものです。と自分にも言い聞かせています。（笑）
ところで、元米大統領のクリントン氏は
２００３年５月２３日から土星のマハダーシャに入っています。
昨年１０月には心臓手術をしたそうです。
乙女座ラグナ(上昇星座）のこの方にとっては、
土星は幸運の５室と病気の部屋の６室の支配星です。
８室に滞在する心や胸部を表す月に
アスペクトしています。
またこの月はラグナに滞在する３室と８室の火星からも
アスペクトされていますから、この時期とてもつらいでしょうね。
この人の任期中にアメリカはユーゴを攻撃して、
ご存知のように多くの市民が死にました。
その間ノー天気にも女性達と不倫したりしているんですよね。
イラクでは、すでに10万人の人々が死亡しているそうです。（医学雑誌ランセットによる）
自分の目の前で子供や親が無残な姿で死んでいく人々の悲しみ苦しみ痛みに
想いが至らないないという、ブッシュを含め、
アメリカの支配層というのは理解不能な人物達ばかりです。
最近読んだデーヴィッド・アイク氏の本によると、
もうこのような人々は、我々とは進化系統が違うそうです。
欧米では結構信じられているそうですが、
人間の脳の中の古い層、原始的なレベルというか、
いわゆる爬虫類脳といわれている部分が優勢というか、
そういう人たちが、欧米エスタブリッシュメントの中に数多くいると。
リンカーンのような大統領が再び登場してほしいものです。
サディサティ真っ最中でフジテレビ買収計画失敗に終わる?
これを書いている今、新しいニュースが飛び込んできました。
ニッポン放送が所有するフジテレビ株を
ソフトバンク系の会社に貸し出すそうです。
これで堀江氏はニッポン放送を完全に支配したとしても
フジテレビには影響力を
行使できなくなってしまいました。
フジテレビを狙っていたわけですから、
ソフトバンクにトンビに油揚げをさらわれたような形になってしまい、
プロ野球のときと全く同じような形になってしまったわけです。
どうしてでしょうか？
ジョーティシュという観点から見ると
一番大きな理由は、この方今、サディサティなんですね。
月が在る星座、かに座の前の双子座を
土星が現在運行しています。
（２００５年３月の９惑星の運行状況、土星が双子座にいる）
（ホリエモンの出生チャート）
彼の双子座の土星のビンドゥー値は２点、
総合アシュタガヴァルガの点数は２１点、
非常に悪い時期といえます。
このような時期に新しい動きをすると
あまり実り多い結果に繋がらないといわれていますが、
全くそんな感じですね。
ケートゥの時期に拡大路線で大発展、私生活では・・・
（ホリエモンの出生チャート）
現在マハダーシャはケートゥです。
１９９９年４月から始まっています。
このケートゥは木星の良い影響を強く受けています
この時期もどんどん拡大路線で発展して来ました。
週刊現代によると、ケートゥに入った
１９９９年にできちゃった結婚したそうですが、
３年で破局とのことです。
このケートゥの位置と木星のアスペクトだと
子供はできるべき時に出来た、という感じです。
７室には逆行する土星が入っているので、
８室のケートゥ、そこにアスペクトするラーフと合わせて、
離婚も当然、離婚したのは２００２年の
アンタルダーシャがラーフの時のはずです。
時期を正確に知りたいものです。
昨年３月から今年４月２０日まで土星のアンタルダーシャです。
土星の影響が強く出ていますね。
プラティアンタルダーシャが木星なので、
一時的に状況が好転したりしていますが、
この５月末までは土星が双子座に居るので恐らく大変だと思います。
月から見ると１２室、上昇星座から見ると８室に
土星が滞在しているわけですから、
そうとうお金の損失が考えられます。
土星の８室トランジットがホリエモンをギャンブルに走らせたのか？
（上図は、２００５年３月の９惑星の運行チャート、土星が双子座にいる）
土星が８室を運行している時は、
ギャンブルに走りがちなんですが、
しかもまたそのギャンブルで損失すると。
フジテレビ買収に向けた今回の動きは
ギャンブルでしたが、結果失敗に終わりそうです。
ジャン、ジャン、という感じでしょうか。（笑）
ところでケートゥのマハダーシャはもうすぐ終わります。
次は金星です。でもこの金星１１室で衰弱しています。
この続きはまた、（３月２６日）
敵から利益を得るチャート、恐るべし？ホリエモン
帰ってきたらライブドアとフジテレビが和解した、と。
とは言え、結果的にホリエモンのライブドアは、
数百億円の儲けが出たそうです。
前回の私の予測大はずれという感じですが、
これはトランジットのサディサディの影響と
（彼が他の上昇星座の可能性が無くは無いのですが
どの上昇星座であっても彼はサディサディで、
トランジットの影響は良くありません）
昨年末のプロ野球球団買収劇の失敗に捉われてしまって、
ダーシャの影響とチャート全体を考慮しなかったため
見誤ってしまいました。
もちろんサディサディの影響は出ていたと思います。
様々な妨害や脅迫などもあったようです。
精神的に不安定で相当参っていたそうです。
和解した日の１８日は、もし彼の出生時間が９時半ごろであれば、
水星のアンタダーシャに入って、１週間後です。
水星は第８室と１１室の支配星で第１室に入っています。
この配置は突然の収入と彼が彼の敵に打ち勝ち、
成功する大望を表しています。
（ホリエモンの出生チャート）
彼のラグナロード、つまり第１室の支配星の火星は、
第６室の支配星でもあります。
そして第１１室にいます。
これは多くの敵を表していると同時に、
彼が敵から利益を得ること、
常に収入があることを表しています。
パラシャラホラシャストラには、
６室の支配星が１１室に在れば、
その人は彼の敵から利益を得、徳があり、
冒険好きで（ギャンブル好き？）、立派で、
しかし子供の幸福は全然無いだろう、
と書かれています。
今回のフジテレビ買収劇は、
プロ野球球団買収劇と違って、
まさに彼が本業とするところの
敵対的買収です。
彼は敵を作ることによって、
敵から儲けることが出来るのです。（恐ろしい）
こういう人を敵に回すと大変です。
第６室は敵の部屋です。
６室の支配星が１１室にあるということは、
第６室を上昇星座としてみた場合、
１１室は第６室になりますから、
敵からみたら、病気になったり、
障害にあったり問題が生じやすい配置ですから、
たまったもんではありません。
火星自体にも敵の意味があります。
また元々蠍座はギャンブル運がある星座です。
しかもこの人の場合、ギャンブルや投機を表す
第５室の木星が富の部屋、第２室に入っています。
それは射手座、自身の部屋にいます。
彼がギャンブルや投機で
富を作ることが出来ること、そして
彼が世間的に広く有名になることも表しています。
また１１室にある火星それ自体にもギャンブルや投機の意味があります。
というわけで総合的に観ていくと今回の結果は当然の帰結だったと思います。
