死して尚、人気の高いダイアナさん。
一体どんな星の下に生まれたのでしょう。
３６歳という早世の星があったのでしょうか？
インド占星術を使って検証してみましょう。
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ダイアナ妃、死の真因は10カラットのダイヤだった！？
合わない宝石の危険性 ＋ケネディ大統領のチャート分析
死して尚、人気の高いダイアナさん。
一体どんな星の下に生まれたのでしょう。
３６歳という早世の星があったのでしょうか？
インド占星術を使って検証してみましょう。
下の誕生チャートは、１９９７年８月３１日に自動車事故で亡くなられた
ダイアナさんの出生チャートです。
※Ｓｕ太陽 Ｍｏ月 Ｍａ火星 Ｍｅ水星 Ｊｕ木星 Ｖｅ金星 Ｓａ土星 Ｋｅケートゥ Ｒａラーフ
※ＡＳと記されているところが、上昇星座で第１室、以下、時計回りで２〜１２室となります。
※星座の位置は固定されており、ＡＳと書かれた部屋が蠍座で、以下、時計回りに射手座、
山羊座と順番に１２星座の定位置が割り当てられています。
ダイアナさんを皇太子妃に就かせた幾つもの星の組み合わせ
この方にとって最も幸運で吉兆な星は月です。
ダイアナさんの名前は月の神様の名前ですね。
彼女にとって月は、ラクシュミスターナと呼ばれる
幸運な第９室の支配星です。
その月が母親や不動産、乗り物などを表す第４室にいます。
この方が皇太子妃として高い地位に就けたのは、
先ず、吉兆な上昇星座の支配星火星が、第１０室にいることです。
更にこの火星が前述の第９室の支配星で第４室にいる月との間で、
ラージャ（王様）のヨーガを形成していることによります。
（この月と火星の組み合わせは、富のヨーガでもあります）
（ダイアナさんの出生チャート）
またウパチャヤ・ハウス（３、６、１０、１１室、努力次第で改善してゆく部屋）
の第3室の木星、土星の接合（コンジャンクション）は、
チャートの主にとって名声と王様からの栄誉を与えられる組み合わせです。
そして第10室の支配星の太陽と第８室の支配星水星の第８室での接合は、
高貴で裕福、徳があると言われています。
これら幾つもの吉兆な組み合わせが、
ダイアナさんを皇太子妃にさせたのです。
ちなみに、ダーシャ（運命サイクル）を見てみましょう。
皇太子妃になった時のダイアナさんのマハ・ダーシャ（大運）は、ラーフです。
（ラーフのマハ・ダーシャは、１９６４年２月５日から始まり、
１９８２年２月４日まで続きます）
ダイアナさんのラーフは、第１０室にいるので、社会的には大変良い配置で、
このラーフの時期は、社会的に発展する時期です。
特に、最も吉兆な月のアンタル・ダーシャ（中運）の１９７９年７月になった途端に、
ダイアナさんは、自身の家を持ち、男友達が沢山出来始めたようです。
その年の何月か不明ですが、チャールズ皇太子と出会っています。
（正確には子供の時に会っているそうです）
翌年１９８０年８月に急接近。１９８１年２月６日に求婚、婚約。
これは、火星のアンタル・ダーシャになってすぐです。
火星は、やはり社会的に高い地位に就く配置です。
そして、その年の７月２９日、水星のプラティアンタル・ダーシャ（小運）で結婚。
ただ、社会的には高い地位に就きましたが、
マスコミに追われたり、宮殿内の息苦しい生活など
精神的には辛い時期だったようです。
これは、ダイアナさん自身を表す火星が、
ラーフによって傷つけられているせいです。
車で事故に遭う星は完全に示されていた
それでは、ダイアナさんが事故に遭って命を落としてしまう星はあったのでしょうか？
それは、出生チャートにはっきりと示されています。
（ダイアナさんの出生チャート）
先ず、前述の通り財産や乗り物などを表す第４室は、
月にとってとてもよい位置ですが、
突然の出来事や事故を表すケートゥーが同じ４室にいて、
月の吉兆な力を奪っています。
これは母親や乗り物、財産など部屋の意味するものが、
傷つけられていることでもあります。
また、その方の身体や基本的な性格・頭・寿命など
その方自身を表す第１室の支配星で
この方にとってやはり吉兆な第１０室の火星が、
ラーフによって損なわれています。
この近くにいるラーフは、本質的な凶星で、
強奪者や無条件の死を表す星です。
更に火星は、病気や敵を表す第６室（お羊座）を支配しているので、
元々本質的に事故などの意味を持つ火星の否定性が増しています。
そして第４室と第４室にいる月はラーフと第６室を支配する火星によって
アスペクト（影響）を受けて大変傷つけられています。
また、より詳細にチャートを分析する時に使うナヴァムシャ・チャート
（星座３０度を９分割して作成するチャート、配偶者を見るときにも使用）
を見ると、乗り物などを表す第４室に強奪者や無条件の死を表す星ラーフが
入っています。
そして、その支配星である金星は、第１２室損失や秘密を表す部屋に入っています。
インド占星術で車を表す星は、金星です。
しかもその金星が、第５室双子座にいる怪我や争い、事故などを表す火星から
第８番目のアスペクトを受けています。（火星は、４、７、８番目にアスペクトします）
また、そのラーフからも５番目のアスペクトを受けています。
また、土星は逆行していますから、金星に影響を与えています。
ここにもはっきりと自動車による事故の暗示があります。
また金星には、恋人や配偶者の意味もあり、この１２室の金星に対する火星
のアスペクトは、秘密の情事、掻き乱された結婚生活の暗示があります。
ナヴァムシャ・チャートで分かる今生での魂のテーマ
このナヴァムシャ・チャートは、魂のチャートとも呼ばれ、その人の今生における
使命や克服すべき課題、イシュタ・デーヴァ（守護神）などかなり深いレベルまで
判ると言われています。
例えば、この方の最も度数が高い惑星は双子座１６度にある太陽です。
これがアートマ・カラカ（真我の表示体）となります。
その太陽は、水瓶座に入っています。
アートマ・カラカが入っている星座をスワムシャと言います。
死の直前に魂の目的に目覚めたダイアナさん
水瓶座がスワムシャの人は、
人道的な活動や社会にとって役立つ活動、
社会を助ける活動を欲すると言われていますが、
晩年は、まさにその通りでした。
ウィキペディアには、
「離婚後のダイアナはこれまで以上に国際的慈善活動に積極的に取り組んだ。
特にエイズ問題、ハンセン病問題、地雷除去問題への取り組みに熱心だった。」
と書かれています。
また、アートマカラカが太陽の人は、社会奉仕や政府や
政治的な仕事が向いていると言われています。
スワムシャには、土星が入っていますが、
これはどのような方面に行っても成功と名声を得ることを暗示しています。
スワムシャが、ナヴァムシャ・チャートのラグナ（上昇星座）に位置しています。
これは魂の目的の実現、人生での成功を意味しています。
１９９７年には、「今年の人道主義者」に選出されています。
死を目前にして、急ぐように魂の目的を実現したのかもしれません。
スワムシャから１２番目の部屋に有益な惑星が位置するか影響があれば、
死後、魂が吉兆な状況に置かれると言われています。
１２番目の部屋には、金星が位置しています。
死後、大変良い状態にあるのではないでしょうか。
早すぎる死を招いたケネディ大統領とダイアナさんに共通する星の組み合わせ
（ダイアナさんの出生チャート）
さて、再び、早すぎる死を招いた惑星の影響を見てゆきましょう。
前述の通り第１０室の支配星太陽と第８室の支配星の水星が、
第８室で接合していますが、第８室は、寿命や死を表す部屋で、
この組み合わせの星に対して、凶星のケートゥがアスペクトしています。
これは、４６歳で暗殺されたケネディ大統領とも似た配置で、
インド占星術の父と言われるパラシャラによると、
寿命に対する危険要因、短命を暗示しています。
（ケネディ大統領の出生チャート）
ケネディ大統領のチャートを見てみましょう。
第８室に火星と水星の接合があります。（僅か２度のシビアな接合）
火星は、第８室の支配星（第３室の支配星でもある）、
水星は、第１０室の支配星（第１室上昇星座の支配星でもある）です。
そこに、第４室にいるラーフが５番目のアスペクトしています。
（ラーフは、５、７、９番目の部屋にアスペクト）
更に、第１１室にいる土星も１０番目のアスペクトしています。
（土星は、３、７、１０番目にアスペクト）
ダイアナさんの第８室と同じ組み合わせで、
更に２つの凶星がアスペクトしているのが分かります。
ただ深刻なのは、ケネディの第８室の水星は、
上昇星座乙女座の支配星です。
接合する火星から傷つけられ、土星とラーフから傷つけられ、
大変傷ついているのが分かります。
これは、アリシュタ・ヨーガ（悲惨な組み合わせ）と呼ばれています。
出生チャートの上昇星座の支配星は、
チャートの主の肉体を表しています。
その星が、激しく傷つけられると、生来病気がちとなります。
ウィキペディアには、ケネディは体が弱い子で、
生まれつき背骨に障害があり、怪我をしやすく、
しばしば激しい苦痛に襲われていたと書かれています。
これは、ケネディ自身の肉体を表し、感覚中枢を司る水星が、
火星、土星、ラーフによって傷つけられているせいです。
（水星が司る肉体器官は他に、皮膚、舌、気管支、手、神経中枢、腸など）
上昇星座が、第８室に入るだけでも健康や寿命には良くないのですが、
更に、３つの凶星から傷つけられており、
ケネディの短い人生と最期が暗示されています。
ちなみに死を表す第８室の牡羊座は、頭部、額を表しています。
ケネディが、頭を打ち抜かれて暗殺された最期が暗示されています。
惑星ははっきりとダイアナさんの死期を示していた
さて、ダイアナさんに再び戻ります。
１９９７年８月３１日に自動車事故で亡くなられた
ダイアナさんのダーシャを見てみましょう。
それは、木星のマハダーシャ、ラーフのアンタル・ダーシャ、
太陽のプラティアンタル・ダーシャの時です。
木星の大運、ラーフの中運、太陽の小運も死と関連した時期でした。
木星は、出生チャートにおいても、ナバムシャ・チャートにおいても第２室の
支配星です。
第２室の支配星や在住星は、マラカ（Killer)と呼ばれ、死を招く星と言われています。
（第２室と７室の支配星や在住星をマラカと呼びます。健康にも良くありません）
惑星が示すダイアナさんの華麗なる男性遍歴の理由と最期
しかも、どちらも逆行する土星の接合やアスペクトを受けています。
逆行する土星は、大変否定性が強まります。
出生チャートでは、３、４室の支配星で３室に入っています。
３室は、４室から見ると１２番目の部屋で、車の損失、つまり車による事故の
暗示があります。
ナヴァムシャ・チャートの水瓶座ラグナに位置する土星は、
インド占星術の古典から導かれる分析結果は、このようになります。
土星の質である憂鬱さによって、嘆き悲しむ、そして放蕩になり貫通する。
１２室の金星に対する火星のアスペクトは、秘密の情事、
掻き乱された結婚生活の暗示と前述しましたが、
以上からダイアナさんのＪＦＫジュニアなど数々の男性遍歴が読み取れます。
また、病院などを意味する１２室山羊座の支配星でもあるので、
入院を必要とするような事態、或いは体が激しく傷つけられる暗示があります。
マハダーシャの木星期に、しかも人生の最期に実際このような事態が起こりました。
(ダイアナさんが乗っていたベンツ）
ウィキペディアには、このように書かれています。
「救急隊は1時間かかって潰れたベンツの屋根を切って前部座席と
後部座席に挟まれたダイアナを車外に出すことに成功し、
最寄りのサルベトリエール病院へ搬送したが、
ダイアナの頭部と胸部はひどい傷を負っており、
すでに助かる見込みはなかった。
意識を取り戻すことなく、午前4時頃に正式に死亡宣告を受けた。」
また、ラーフは、何度も書いていますが、本質的な凶星で、
強奪者や無条件の死を表す星です。
アンタル・ダーシャ（中運）ラーフの時期は、
マハ・ダーシャ（大運）との組み合わせで死期となります。
ラーフは、出生チャートでは、ダイアナさんの肉体を表す火星と接合しています。
またナバムシャでは、前述の通り乗り物を表す第４室いて、金星を傷つけています。
プラティアンタル・ダーシャの太陽は、出生図では、寿命や死を表す部屋第８室
にいます。
ナヴァムシャでは、マラカ・ハウスである第７室の支配星で第１室ラグナにいます。
つまり、太陽はマラカ惑星ということになります。
そしてこの太陽は、パートナーを表しています。
ラグナにいるダイアナさんを表す土星（ナヴァムシャのラグナの支配星）と一緒にいる
太陽は、一緒に事故で死んだアラブの富豪の息子ドディ氏を表しているのです。
また、ゴチャラ（その時点での星の配置、トランジット）の土星、火星、
ラーフも死を誘発する位置にあり、
今回のダイアナさんの早すぎる事故死が暗示されています。
（この点については、改めて書き加えます）
そして問題の惑星は美や宝石（特にダイヤモンド）
恋人や乗り物、車など豊かな物質性を象徴する金星です。
出生図では、金星はパートナー運をあらわす第７室にいて大変良い意味があります。
ダイアナさんのルックスが美しかったのは、７室の金星によります。
何故なら、金星は肉体や頭を表す第１室にアスペクトしているからです。
しかし前述の通り第７室の支配星はマラカ（死をもたらす星）ともよばれ不吉な意味があります。
また金星は第１２室の支配星でもあり第１２室にも死をもたらす意味があります。
本によるとダイアナ妃は死ぬ前の日に、フィアンセより婚約指輪として
１０カラット近くのダイヤモンドを贈られていたそうです。
ダイヤモンドは金星を強めます。
つけて翌日に金星の象意を持つ車による事故亡くなられたということで、
ダイヤモンドの影響もあったと言えるでしょう。
たとえ直接ダイヤが肌に触れていなくても、
これだけ大きい宝石を着けていると大変な影響を
及ぼすと考えられます。
私の知り合いの気功師の方が言うには、
離れていても宝石はかなりのエネルギーを放っていて、
人のチャクラを刺激し活性化させていると言います。
私は1990年よりジョーティシュジュエリーを
3000件以上、宝石商として多くの方に提供してきましたが、
宝石をつけてすぐに運命が変わったという体験談をよく聞きます。
先日もブルーサファイヤをつけられた４０代の女性の方が、
すぐにソウルメイトと直感した方と出会い、
わずか１週間以内に婚約されました。
また最近ダイヤを着けられた男性の方ですが、
この３月の人事異動で課長に昇進し、
しかも最もご本人が望んでいたポストだったそうです。
また子供ができなかった方ですが、エメラルドを着けた後すぐに
妊娠し出産されました。
引きこもりがちだった中学生が着けてすぐに毎日元気に学校に通うようになったり、
他にも多くの方々の体験を聞いているからです
もしダイアナさんがダイヤではなく、月を強めるパール
と火星を強める赤珊瑚を身につけていたならば、
月と火星の吉兆さが増幅され、事故にあわなくてすんだかもしれません。
ですから宝石というのは細心の注意を払って専門家に選択してもらい、
身に付けるべきです。
また、このダイアナさんのチャート上で、問題の星は、第8室にある太陽です。
前述の通り、太陽は第8室と11室の支配星水星と接合、そしてケートゥからのアスペクト、
また逆行する土星からもアスペクトを受け大変傷つけられています。
太陽は、ナヴァムシャでは、パートナーであり、ダイアナさんのアートマカラカでもあります。
前述の激しく肉体が傷つけらることによる入院を表す
逆行する土星とこの太陽の組み合わせから、
これは、チャートの主及びパートナーの暴力的な死が読み取れます。
このような星の配置の場合、太陽と土星のヤギャ（ホーマやプージャ）
を受けたり、日曜日や土曜日に断食をすることによって、死を避けることが可能です。
インド占星術はマハリシ・パラシャラ（ＴＭ瞑想の伝統のグルの一人）ら
古の聖者たちによって伝えられた知識です。
未来を知ることによって、死を避けより健康になって寿命を延ばすことが可能となります。
そのことによってヨーガや瞑想の修行が続けられ、
霊性の向上と肉体を持っている間に悟りを開くことが可能となるのです。
（文：楽趣美代表 渡辺秀幸）
※このチャートの解説はあくまでもダイアナさんのチャートによるもので
星の意味等は個人により異なります
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