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☆始めよければ全てよし！ムフルタ（吉日選定）の重要性☆
「始め良ければ終わり良し」という言葉がありますが、
ジョーティシュの観点から言えば、
「始め良ければ全て良し」となります。
何か物事を始める時の惑星の配置が良ければ、
その吉兆度に応じて事全体がスムーズに運び、
よい結果をもたらすのです。
ところがその逆もあるのです。
先日あるアーユルヴェーダの本を読んでいたら、
チャンドラシュタマ（月が出生図の月のある位置から
8番目の星座を通過している期間））
の時は治療を始めるべきではない、と書かれていて、
そういえば医療ミスで亡くなるケースで亡くなる人も結構いるし、
これはムフルタ（物事を始めるのに良い時間）
の重要性を伝えんといかんなーということで、
通常は重い筆を執った次第です。
始め悪ければ、全て悪い？
インド占星学の父と呼ばれる聖人パラシャラの
ホーラシャストラという本によれば、
例えばアユッダドレッカーナ（ドレッカーナとは
１星座３０度を３分割した場合の１単位で
アユッダドレッカーナは牡羊座の
1、3番目、双子座の2、3番目他9つ）に有害な星があったり、
有害な星のアスペクトがある時に旅行をすると告訴されたり、
１対１の試合で敗北したりすると書かれています。
逆にそのドレッカーナへの有益な星のアスペクトが
ある時は勝利に導くとしています。
他にもサルパドレッカーナ（牡牛座の2番目、蟹座２、３番目他３つ）や
ニガダドレッカーナ（山羊座1番目）、パーシャドレッカーナ
（蠍座2番目）に有害な星のアスペクトが
あるときに旅行 すると逮捕されたり、
罰っせられたりすると述べらています。
海外旅行や遠方への旅行、
移動は特に気をつけなくてはいけません。
方角の影響というのも出てきますから。
方角プラス時期両方を見るべきです。
また月の日数を表すティティ（新月から満月までを15等分して、
月の形から呼び名が決められています。
例えば満月はプルニマ）では、
シダー（成就）ティティは大変吉兆で、
その間に始めたどんなビジネス・仕事も
成功すると言われています。
逆にダグダー（燃焼）、ヴィシャ（毒）、フタシャン（火）ティティの間に
始めた事は実を結ばないと言われています。
出生チャートで判る前世・未来世
余談ですが、ドレッカーナに関して
パラシャラ・ホーラシャストラには、
他にも大変興味深い記述があります。
例えば、太陽か月が木星のドレッカーナにあれば、
前世は天国、月と金星が月の世界或は祖霊の世界を表し、
太陽と火星が人間世界、土星と水星が低い世界からの転生を
表しているとしています。
他にも木星が６、７、８室にあれば、死後高い世界に至るとか。
具体的にムフルタはどのように見るのか？
通常ムフルタは、パンチャンガ（パンチは５、アンガは要素の意）
という暦が基本になっています。
この中では月のナクシャトラ（27宿）や
ティティが知られていますが、
他にはチャンドラバラ、ヨーガやタラバラ等、
又ダーシャやアシュタガバルガを使ってゴチャの影響、
そして当然チャート全体（ナヴァムシャを含む）を見ます。
結婚式であれば７,８室に否定的な影響がなく、
2人が繁栄する日を選びます。
吉日に吉方に引越し、２〜３ヵ月後に結婚！
最近吉日に吉方に引越しをされた方ですが、
10年くらい長くお付き合いされていた方と、引っ越して2〜3ヵ月後に急遽結婚されたと
おめでたの報告がありました。
海外旅行や引越しは、方角の影響や移動した時の星の配置が、とても大きく作用します。
また、 引越・、新築・ 会社の登記・ 結婚・ 物事を新しく始める時など
1是非ムフルタを利用していただきたいと思います。
（有）楽趣美代表 渡辺 秀幸